管理人は、猫(ラグドール)とうさぎ(ロップイヤー)と一緒に暮らしています。
動物はもちろん大好きですが、観葉植物も大好きです!
あまり広くないマンションですが、20種類程度の観葉植物を置いています。
在宅勤務などでお家時間が増えると、観葉植物も増やしたくなりますよね!
一方、猫にとって有毒な植物もあるため、猫を飼われている方は、事前にチェックした上で観葉植物を購入する必要があります。
そこで、今回の記事では、猫にとって安心な観葉植物の選び方や、猫フレンドリーなおすすめ観葉植物(5選)を紹介していきます!
- 猫にとって安心な植物の調べ方を知りたい
- 猫フレンドリーでおしゃれな植物を教えてほしい
猫にとって安心な観葉植物の選び方
猫にとって有毒な植物
ラグドール(Rag)をお迎えし、初めて動物病院に行ったとき、獣医さんに
「ユリの花粉はひと舐めしただけでもかなり危険なので、絶対に触れさせないように」
と忠告されました。
ユリはもちろんのこと、「ユリ科」の花は猫にとって猛毒だと教えてもらいました。
調べたところ、よく見かける花の中にもユリ科の花はたくさんあります。
例えば、チューリップやヒヤシンスもユリ科です。
「花粉をひと舐めしただけで危険」という言葉が頭から離れず、猫をお迎えしてからは、花は一切家に持ち込まなくなりました。
一方、グリーン(観葉植物)なら置けるかな・・・?と調べてみると、
グリーンも結構ダメなものが多い・・・
でも、猫にとって毒性がない植物も多くあります。
そもそも猫が食べないように設置できれば一番いいのですが、基本的に猫は家の中で自由に行動できるようにしているため、食べないように完璧に管理することは困難です。
そのため、猫を飼われていお家の観葉植物選びは、
「万一、猫が食べてしまっても大丈夫か(有毒でないか)」
がポイントとなります。
おすすめの調べ方
猫にとって安全な植物かどうかを調べることができるおすすめの検索サイトご紹介します。
こちらはアメリカの動物虐待防止協会(ASPCA)のウェブサイトです。
具体的な調べ方は次の通りです。
ここでは、チューリップを例にご紹介します。
例:チューリップ ⇒ Tulip
このチューリップの例では、「Toxic to Cats(猫に有害)」であることが分かります。
有毒でない場合は、「Non-Toxic to Cats(猫に有害ではない)」と記載されています。
ちなみに、犬と馬にとって有害かどうかも分かります。
なお、ASPCAのサイトは全ての植物がカバーされている訳ではありません。
気になる植物がヒットしない場合は、獣医さんなどの知見のある方のウェブサイトや書籍を複数チェックし、猫に有害でないと判断されている植物か確認します。
それでもヒットしない場合、猫に有害である可能性が払しょくできないため、気に入った植物であっても念のため避けるようにしています。
猫フレンドリーでおしゃれな観葉植物 5選
続いて、我が家で設置している猫フレンドリーなおすすめグリーンを5つご紹介します!
1.エバーフレッシュ / Cojoba arborea var. angustifolia
まず1つ目に紹介するのは、「エバーフレッシュ」です。
リビングにででーんと置いています。リビングの印象を変える大きめの観葉植物を探していたところ、ビビっと一目惚れしました!
見てください、このアートなカーブ!(と猫)
いい感じの植物を置いて猫と一緒に写真をとると、インスタ映えしますね!
- 育てるのが比較的簡単!
- 新芽がどんどん生えてかわいい!
- シンボルツリーになる!(大きく曲がっていたりおしゃれな樹形が多い!)
サイズは10号鉢で結構な大きさですが、いい感じのシンボルツリーになっています。
エバーフレッシュは、夜になると葉を閉じるため、まるで寝ているようで愛着がわきます!
(寝ている時はなんか松みたい…)
また、タンポポの綿毛のような形の花も咲きます!変化も楽しめる植物です。
ちょうどいい隠れ家にゃ
水やりは、週1回たっぷり鉢全体に水が行き渡るくらい(少しだけ受け皿に水が浸み出る程度)、あとは毎日霧吹きで葉水をやっています。
基本的にお世話はそれだけなのに、ぐんぐん大きく育っています。
設置した当初より、30cm以上背丈が伸びました。
目標は天井につくくらい大きくすることです!
放っておくと新芽がどんどん出て来て葉が混んでくるので、葉っぱが重なりすぎて重くなっている箇所を中心に偏らないように剪定すると、バランス良く大きくなります。
管理人は素人なので大雑把に剪定していますが、それでもいい感じのシンボルツリーに成長しています。
観葉植物初心者さんにもとてもおすすめ!
おすすめの剪定用ハサミはこちらの記事に書いてみました!よかったら見てね
注意点として、小さな葉がついた枝がゆらゆらするので、猫によっては興味を惹かれてじゃれたり、かじってしまうかもしれません。
かじっても有害ではないですが、だからといって口に入れてほしくはないので、そのような場合は次にご紹介するパキラの方がおすすめです。
2.パキラ / Money Tree
続いて「パキラ」を紹介します!
こちらはとても人気のある観葉植物なので、ご存知の方も多いと思います。
- これも丈夫で育てるのが簡単!
- 大きいサイズもよく見かけるけど、小さいサイズは「樹木のミニチュア」みたいでかわいい!
- 葉っぱが大きいので猫がかじったりしにくい!
パキラは、ブラジル原産で幹がしっかりした植物です。
我が家に置いているのは4号鉢の小さいサイズです。
小さな樹木みたいでかわいいです。
日陰にも強いため、室内のインテリアグリーンとして育てやすい点が魅力です。
大きいサイズにするとシンボルツリーにもなりますね。
乾燥にも強いので、そこまで神経質にならずに育てられます。
春夏の暖かい時期には新芽がどんどん出てきます。
パキラもエバーフレッシュと同じく、週1回たっぷり水やりして、葉水を毎日やっています。
我が家に置いているのは小さいサイズのため、お風呂場で優しい水流でシャワーの水を鉢底から水が出てくるまであげています。
そしてそのままお風呂場で半日ほど水切りしています。
パキラは葉っぱが大きいので、猫ちゃんが葉っぱをかじってしまう危険性も低いです。
また、人気のある植物なので、サイズも大きいものから小さいものまでたくさんの選択肢があり、おしゃれな植え方のものを選べることも魅力的です。
3.ペペロミア / Peperomia
3つ目は、「ペペロミア」です!
- うっすら日が入る窓辺でも育つ!
- ペペロミアの中でも更に種類があって、種類によって雰囲気が結構異なるので様々なペペロミアが楽しめる!(ペペロミアはどの種類も猫に安全)
- ツルがのびて垂れ下がる形も楽しめる!
我が家に置いているのはペペロミア・アングラータと言う種類です。
アングラータは、はっきりした白い葉脈が見える小さな丸い葉っぱがツタのように伸びてかわいいです。
パキラと同様、耐陰性が強く育てやすい点も特徴です。
ペペロミアも週1回たっぷり水をあげて乾燥しないようにしていたら、もさもさ葉っぱが増えました。
ペペロミアは種類がたくさんあり、同じペペロミアでも種類が違うと雰囲気も結構違うので、いろんな種類のペペロミアを置いて楽しむこともできる所も魅力的ですね。
管理人はペペロミアが大好きなので別記事にもまとめました!↓
どの種類もサイズはコンパクトで置く場所に困りません。
アングラータはカウンターの上や植物スタンドなど高さがある場所に置くと綺麗に垂れ下がってかわいいのでおすすめです!
ちなみに植物をカウンターなどに並べて置くときに、単に整列させるのではなく高低差を付けて置くとなんかおしゃれな感じになります。
高低差を付けたいときには、植物スタンドを使うのがおすすめです。
4.ビカクシダ/ Platycerium
4つ目は、「ビカクシダ」です!
我が家に置いているのは、ハンギングタイプの苔玉です。
- ハンギングタイプなら猫が届かない場所に飾れる!
- これも葉っぱが大きくて齧られる心配があまりない
- 株によって葉っぱの生え方に個性があるので複数並べても素敵
- カッコいい!
ビカクシダは猫に有害ではありませんが、このように天井に吊るすことができるハンギング苔玉タイプであれば、そもそも猫が触れる心配がないのでより安心です。
好奇心旺盛で活発な猫の場合、なんでも齧ったりすることもあるかもしれません。
そのような場合にもハンギングタイプの植物はおすすめです!
普段は霧吹きで葉水をやり、1週〜2週に1度、水をためた桶に5〜6時間つけてソーキングしています。
大きな葉っぱの形がかっこいいので、男前インテリアが好きな方に特におすすめです。
複数個を吊るす高さを変えて並べても素敵ですよね。
5.エアープランツ(チランジア) / airplant (tillandsia)
ハンギングタイプの植物としては、「エアプランツ」も植物屋さんでよく見かけるのではないでしょうか?
土が不要で、ポンと置いておくだけでもかっこいい、おすすめ植物です。
実はエアプランツも猫に安全です!
そしてエアプランツも非常にたくさんの種類があり、個性豊かです。
我が家に置いているのは「チランジア・イオナンタ」のクランプ(群生株)。
こちらも普段は霧吹きでさっと湿らせ、週に1回、ビカクシダと一緒にソーキングしています。
- 土が不要!
- 種類が多く、見た目に個性がある
- 置いたり、吊るしたり飾り方無限大
海外のウェブサイトなども含め、複数のウェブサイトで猫に毒性がないことを確認済みです。
エアープランツのおしゃれな飾り方やおすすめWebショップは別記事にまとめました!↓
(番外編)ガジュマル / Chinese Banyan (毒性があるので注意)
最後は「ガジュマル」をご紹介します!
幹の形に個性があってアートな雰囲気のある植物ですね。こちらも人気のある植物です。
・・・が!なんと猫に毒性があります。
アメリカの動物虐待防止協会(ASPCA)のウェブサイトではガジュマルがヒットしないのですが・・・
ウィキペディアなどで調べるとガジュマルの学名は「Ficus microcarpa」、クワ科イチジク属であるということが調べられます。
ASPCAで、ガジュマルと同じ「Ficus」が付く「Fig(ベンジャミン)」(学名:Ficus benjamina)を検索すると・・・
Toxic to Cats・・・(猫に毒性あり)!
ベンジャミンもクワ科イチジク属です。
科名まで同じなので、同じような毒性があると考えていいのではないでしょうか。
どのような毒性があるのかというと、
Toxic Principles: Proteolytic enzyme (ficin), psoralen (ficusin)
プロテアーゼ(タンパク質等を加水分解する酵素だそうです)、ソラレン(猫が分解できない物質だそうです)
どんな症状がでるかというと、
Clinical Signs: Gastrointestinal and dermal irritation
胃腸と皮膚の痛み
ユリのように猛毒ということはないようですが、毒性があることには違いないので、ガジュマルのお迎えは避けたほうがよいでしょう。
Ragは植物に興味がないタイプの子で、かじり癖も全くないため、ガジュマルはそのまま置いています(念のため不在時はドアを閉めて入れないようにしている部屋に置いています)。
今までガジュマルをかじったり食べたりする事故が起きたことはありません。
が、もう新たにガジュマルをお迎えすることはないでしょう。。。
当初日本のウェブサイトで「ガジュマルは猫OK」と見かけて、樹形が気に入ったガジュマルに出会ったので置いていたのですが、ASPCAのウェブサイトなどで猫に毒性がない植物を調べるようになってから、ガジュマルには猫に毒性があることを知りました・・・。
調べる際には、海外のウェブサイトも含めて信頼できる情報を探すのがおすすめです。
まとめ
観葉植物を置く際は、猫にとって安全か必ずチェックしましょう!
今回ご紹介した植物(ガジュマル除く)は、どれも猫フレンドリーなうえに、日が当たる窓辺において週1回程度、土が乾燥していたらたっぷり水やりすれば大きくなってくれる手間がかかりにくい植物なのでおすすめです!
猫にとって安全な観葉植物だけでも、十分おしゃれなインテリアになります!
個体によって見た目に差もありますし、鉢カバーでインテリアにあわせることも可能です。
工夫しながら、猫と観葉植物が安全に共存できるインテリアを楽しみましょう!
以上、本日は猫にとって安全な観葉植物の選び方と、おススメの観葉植物をご紹介しました。
皆さんも猫フレンドリーな植物をご存じでしたら、ぜひ共有してください!
素敵な猫&植物ライフを!
ASPCAのウェブサイトにはほかにもたくさん猫に安全な植物が紹介されています!