管理人は、猫(ラグドール)とうさぎ(ホーランドロップ)と暮らしています。
うさぎを飼うのは初めてではなく、以前ネザーランドドワーフを飼っていた経験もあります。
最近は皆さんお家時間が増え、ペットの需要も高まっています。
そのような中で、マンション暮らしや一人暮らしでも飼いやすいペットとして「うさぎ」に関心がある方も多いと思います。
そこでこの記事では、マンション暮らしで日中は働きながら猫とうさぎと共同生活をしている管理人が、うさぎさんの性格と飼いやすさについて、ホーランドロップとネザーランドドワーフの比較も交えつつ紹介したいと思います!
- 共働き or 一人暮らしでうさぎを飼いたい
- うさぎを初めて飼う
- マンション住まいでうさぎを飼えるか心配
- ネザーランドドワーフかホーランドロップか迷っている
- すでに猫を飼っているけどうさぎもお迎えしたい
うさぎは共働き・一人暮らしでも飼いやすい
平日の日中は仕事で家を空けているけれど、仕事から帰ってきてからの時間や休日にペットと過ごしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
ペットといえば、犬・猫がメジャーですよね。
でも、犬は朝晩の外へのお散歩は必須だし、ペット可とはいえマンション住まいだと鳴き声も気になる。
猫は室内で上下運動できるようなレイアウトにしてあげる必要があるし、そもそもペットを飼ったことがないから不安・・・。
そんな方にはうさぎがおすすめです。
- 朝と夕方に食事し夜活動するサイクルで日中はケージで寝ているため、日中はお留守番できる
- 外へのお散歩やキャットタワーのような大きめのグッズは不要。夜に30分程度ケージの外をお散歩できるように出してあげると良い
- 鳴き声はとても小さいのでマンションでも大丈夫
このように、うさぎは「共働きや1人暮らしで日中は不在」「お散歩に行く時間がない」「狭いマンションに住んでいる」といった環境でも飼うことができます。
また、管理人はネザーランドドワーフもホーランドロップも飼育経験がありますが、いずれの種類でもうさぎは想像している以上に表情が豊かで賢いです。
愛情を持って接すると、愛情を返してくれる思いやりを持っています。
うさぎは家族として犬や猫にも負けないほど存在感があると言えるでしょう。
もちろん犬や猫のようにうさぎもなついてくれます!
ただし、他の種類のペットを飼う場合も同様ですが、ペットを毎日観察して徹底的に体調管理をすることが必須です。
特にうさぎは腸内環境を常に整えておく必要があるので、新鮮な牧草(チモシー)と水をいつでも食べ放題の状態にしておく、下痢をしていないかチェックする、誤飲やケガをしないようなお部屋に整えるなど、常に健康に気を配る必要があります。
毎日観察する時間もないような人は、そもそもペットを飼うことはおすすめしません。
人気の品種 ネザーランドドワーフとホーランドロップとは
アメリカのうさぎのブリーダー団体(ARBA: American Rabbit Breeders Association)公認のうさぎの種類はなんと51種類!(2022年4月現在)
その中でも日本では、立ち耳うさぎの「ネザーランドドワーフ」と垂れ耳うさぎの「ホーランドロップ」が2大人気です。
ネザーランドドワーフとは
基本情報
ネザーランドドワーフ(Netherland Dwarf)は、世界最小サイズのとても小柄なうさぎです。
ホーランドロップと同様、短頭種(犬のパグのように鼻ぺちゃさん)です。
また、被毛のカラーバリエーションが豊富(ARBAによると25種類もカラーがあるそうです。)。
見た目の特徴
超小柄でビロードのような短毛、小さなあご、ピンと立った短い耳・・・
THEうさぎ!というかわいらしいぬいぐるみのような見た目です!
まさにシルバニアファミリーのうさぎさんですね。
ホーランドロップと比べると、手の大きさは同じくらいですが、足がとっても小さいです!
大きさ
世界最小品種。
平均的な体重は0.8kg~1.3kg、体長は26cm前後です。
以前飼っていたネザーちゃん(上の写真の子)は女の子でとても小柄で0.8 kgしかありませんでした。
とにかくちっちゃい!かわいい!
ホーランドロップとは
基本情報
ホーランドロップ(Holland Lop)は、垂れ耳うさぎのロップイヤー系の中でもっとも小型の品種です。
ホーランドは「オランダ」、ロップイヤーは「垂れ耳」を意味します。
大きな頭で垂れ耳の見た目の愛らしさと飼いやすいコンパクトなサイズから、ネザーランドドワーフとともに人気があります。
ARBAでも人気のトップ5に入る品種だそうです。
見た目の特徴
一番の特徴は、なんといっても「垂れた大きな耳」です!
垂れ耳なので、頭のてっぺんが広いことも可愛いポイントです!
この部分は「クラウン」と呼ばれています。
この「クラウン」の形がきれいだと、アメリカのARBAのショーにおける評価が高いそうです。
我が家のLopのクラウンもなかなかいい感じです!
赤ちゃんのころ、ブリーダーから「ショータイプ」と紹介されていました。
頭が大きく丸顔、そしてお耳の先が丸くてシルバニア質感なところもかわいいポイントです!
ずんぐりむっくりしたフォルムは見ているだけで癒されます。
サンリオキャラクターのポチャッコに似ています。
大きさ
ホーランドロップイヤーは、垂れ耳タイプのうさぎの中で最も小さな品種となります。
平均的な体重は1.5kg~2.0kg、体長は30~35cmです。
ネザーランドドワーフと比べると結構大きく感じます。
でも、ホーランドロップは大きめの子でも2kg程度なので、小柄な猫よりも小さいです。
ちなみに、Lopの体重は1.56kgですが、5.3kgの猫のRagと並ぶと、なぜか意外とLopが大きく見えたりもします(下の写真参照)。
草食動物のうさぎは逃げ足を速くするために骨が軽いので、同じ大きさの猫と比べると体重は随分軽くなります。
持ち上げると、とても繊細で軽いのでドキドキします・・・。
性格と飼いやすさ ネザーランドドワーフとホーランドロップの比較
性格の比較
もちろん個体差はありますが、経験上、ネザーランドドワーフとホーランドロップの性格を超ざっくり比較するとこんな感じです。
ネザーランドドワーフ | ホーランドロップ |
---|---|
運動神経抜群 | ちょっと鈍臭い |
神経質 | 図太い |
すごいざっくり!
ネザーランドドワーフの性格
- 元気いっぱいな性格。(遊びたい!という気持ちが伝わってくる爛々とした目線)
- アクティブですばしっこい。(ダッシュしたり、ひねりジャンプ(!)したり、かわいい動きがたくさん見られる)
- なでなでが大好き。(なでなでをやめるとケージの金網をかじりまくって大アピールしていました!)
- 神経質なところがあるので、ストレスに注意。(大きい音には敏感)
ネザーランドドワーフはとても活発で、ハイジャンプしたり、壁紙を齧りまくって破壊していました。
(そんなアクティブなところも可愛いポイントです!)
動きがかなり機敏なので、遊んでいる時にネザーちゃんがケガをしないようにとても注意していました。
ホーランドロップの性格
- おっとりしている。(足ダンはほとんどしたことがなく、怒りっぽくない)
- 運動はあまり好きではない。(うさんぽ中も走り回るのではなくウトウト)
- なでなでが大好き。(目が合うとなでて欲しくて駆け寄ってきます!)
- あまり繊細ではない。図太い。(周囲の音にそれほど敏感でない)
Lopはリビングでうさんぽしますが、ソファの上やテレビ台の上に登って冒険するようなことはあまりありません。
ホーランドロップは性格的に激しい冒険は求めないようです。
ネザーもロップもなでなでが大好きすぎるのは一緒だね
性格をふまえた飼いやすさ
結論、猫や他の動物と同居するならホーランドロップがおすすめです。
ホーランドロップは、ネザーランドドワーフと比べると物事に動じない図太さを持っている傾向があると思います。
現に我が家では猫のことを無視するほど堂々としており(笑)適度な距離感を持って同居しています。
うさぎが猫のせいでケガをしたこともありません。
インスタでは猫ととっても仲良しのうさぎさんもいてうらやましいけどね
また、両方飼ったことがある管理人の感覚としては、ホーランドロップの方が大人しい性格のため、どちらか言えばうさぎ初心者さん向けだと思います。
ネザーランドドワーフは猛ダッシュして視界から消えたり、ひねりジャンプを繰り出しがちなので、怪我しないように気をつけてあげる必要があります。
Lopが我が家に来たときは、ジャンプが低くてびっくりしました。
もちろん個体差はありますけども・・・。
Lopが普通よりドンくさいって言いたいの?
気をつけていること
前述のとおり、うさぎさんは日中働いているマンションで一人暮らしの人でも一緒に暮らしやすく、更にうさぎの中でも、他の動物と同居しやすい・初心者さんでも飼いやすいのはホーランドロップだと思います。
ただし、この記事でいう、暮らしやすい・飼いやすいというのは、人間の生活スタイルにフィットしやすいという意味であり、育てるのがカンタンという意味ではありません。
むしろ健康管理の面では繊細な小動物なので、毎日よく観察する必要があります。
猫も飼っている管理人の感覚で、留意しておくべき点は以下のとおり。
- 猫よりうさぎの方がご飯代がかかります。(チモシーはキャットフードより高いですし、常に食べ放題状態にするため多めに用意する必要があるので)
- 骨が軽く繊細なので、怪我しないように猫より注意が必要です。
- 犬猫は診られるけどうさぎやモルモットなどのエキゾチックアニマルは診られない動物病院も多いです。家の近くにうさぎを診てくれる動物病院・夜間診療の救急病院があるかは必ず確認しましょう。
また、うさぎさんならではの健康チェックポイントは以下の点です。
ホーランドロップが初心者にも飼いやすそうだけど、ネザーランドドワーフと比べてどんな風に注意してるのかな?
①耳
立ち耳のネザーランドドワーフの耳はいつも丸見えですが、ホーランドロップは耳が垂れているので、グルーミングの際に耳の中が汚れていないか裏返してチェックしています。
耳の中を傷つけてしまうかもしれないので、綿棒をつっこむようなことはしませんが、外から見て汚れていないか確認します。
汚れていたら、ダニや外耳炎の可能性があるのですぐに獣医さんに診てもらいましょう。
②歯
チモシーを齧る音がいつもと同じように「バリバリ」と鳴っているか注意して聞いています。
ホーランドロップのアゴはネザーランドドワーフよりは大きいですが、そうはいっても小型の部類なので不正咬合にならないように注意が必要です。
歯の健康のためには、チモシーをたくさん食べてくれることが大事です。
Lop好みのチモシー(1番刈り)を探し出し、フレッシュなチモシーを常に用意するようにしています。
爪切りのために動物病院に行く時に、歯も一緒に診てもらっています。
③脚(ソアホック)
うさぎを飼うまで知らなかったのですが、うさぎの手(前脚)と後脚には肉球がありません。
ふわふわの毛で覆われています。
そのため、足裏が硬い床に触れた状態が続くなどして負担がかかると、「ソアホック」という皮膚炎になり、足裏にカサブタのようなものができることがあります。
悪化すると骨まで見えてしまうこともあるので、うさぎが歩くところは柔らかい布を敷くなどして足に負担がかからないようにしましょう。
ホーランドロップはネザーランドドワーフに比べると、遺伝的に足裏の毛が短いので注意が必要です。
我が家はうさんぽロードにはヨガマットの上にイブル(キルティング)を敷いています。
④肥満
ロップイヤーは、元々は食肉用に改良された品種なんだそうです・・・。
従って、ペット用に改良されたホーランドロップも、他のロップイヤー系のうさぎと同様に太りやすい傾向にあります。
肥満にならないよう、ペレットはおかずとして規定の量をあげ、主食のチモシーをたくさん食べてくれるようにしましょう。
おやつのあげすぎは厳禁です。
Lopには市販のおやつはほとんどあげませんが、ブロッコリーとりんごが大好きなので時々あげています。
ブロッコリーもりんごも嗜好性が高いですが、その分糖質が高いのであげすぎないように注意しています。
なお、ロップイヤーはずんぐりむっくりな見た目から、太っているかも?と思うかもしれませんが、本当に太っているかどうかを判断するのは難しいです。
安易に肥満と決めつけて勝手に食事を減らすことは避けましょう。
獣医さんに判断してもらうことをお勧めします。
まとめ
ホーランドロップは、垂れ耳うさぎの中で最も小さい品種で、物静かで大人しい性格のため、
うさぎは繊細な動物なので、飼うにあたって注意することがたくさんあります。
大変だな・・・と思われたかもしれません。
うさぎを飼っていない人からしたら大変そうに見えるかもしれませんね。
でもLopと過ごすHappyな時間を考えると、どれも管理人にとっては負担ではありません。
以上、ネザーランドドワーフとの比較も交えつつ、うさぎ、更にはホーランドロップの飼いやすさについてご紹介しました!
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