7歳9か月のシニアうさぎの避妊手術記録(前編)
予兆?体重の減少
2022年、飼っているうさぎ(ホーランドロップ)と猫(ラグドール)がそれぞれ8歳と7歳を迎える年になり、私はシニアなうちの子たちのために、できることは何でもしていくんだと気持ちを新たにしていました。
とはいえ、まだまだ元気なうちの子たち。幸い持病もなく、健康診断でもいつも問題ありませんでした。
とある日、日課であるホーランドロップのLopのごはん後のなでなでタイムで、Lopの背中が骨っぽい気がしました。
なんか、痩せた・・・?
Lopは抱っこが嫌いなので、家では体重を量ってはおらず、動物病院で健康診断をするときに数か月ごとに量ってもらっていました。ちょうど健康診断を受けようと思っていた時期だったので、病院で量ってもらうと、半年ほど前までは1.8キロだったのがなんと1.6キロに減っていました。200グラムも減少。鶏肉1枚分くらいと考えるとかなりの減少です。
ただ、血液検査やレントゲンの結果、異常はみられませんでした。獣医さんも、年齢とともに減ってきているのかもね、太らせる必要はないですよ、ということで、高齢であるということの現実を突きつけられたものの、異常がなかったことに安心して家に帰ってきました。
今思えばこの時か、それより少し前から子宮の不調がはじまっていたのかもしれません。
予兆?白内障になる
ある日の夜のなでなでタイムに、ふとLopの顔を覗き込むと、右眼に白いものがあることに気が付きました。
その日は土曜日だったので、昼間に部屋んぽもしており、その時はそんな白いものはなかった気がしたので、急になんか白いのが眼にある!!なんだこれ大変だ!!と大騒ぎに。震える手でGoogle先生に質問しまくりどうやら白内障というやつっぽいぞ・・・と割とすぐ予想ができました。でも眼のことですし、何かほかに病気があると危ないので、翌日朝一で病院へ。
老化による白内障「老年性白内障」とのことでした。
白内障になると、眼の中の水晶体(レンズ)が白く濁って視力がだんだんと低下してしまいます。Lopは眼の黒いところに対して白い部分は1/4くらいなのですが、少し見える(光を感じる)範囲もあるそうです。また、今は右眼だけですが、片眼から始まってだんだんもう片方も白くなってしまうことがほとんどだそうです。白くなってしまった水晶体を元に戻すことはできません。
先生によると、うさぎはもともと視力が低いので、白内障で視力が下がっても、嗅覚や聴覚があるのでそこまで本人(本うさぎ)は大変ではないそうなのですが、飼い主的には眼が見えないってすごくショックでした・・・。私のこと見えなくなっちゃうの?とかなり切ない気持ちに。
白内障は子宮疾患とは関係ありませんので、直接の予兆ではないのですが、「老化」をはっきりと認識するきっかけになりました。飼い主にとってはいつまでもbabyのような子ですが、シニアうさちゃんであることを認めざるを得ず、加齢によるそのほかの疾患もどんどん心配になってきました。
予兆!!血尿
白内障になったこともあり、Lopおばあちゃん(老いているとは認めたくないが・・・)の体調がめちゃくちゃ心配になる飼い主。毎日のおしっこやうんちの様子も以前よりさらに神経質に気にするようになりました。
うんちの量は体重減少の頃に以前より少し量が減ったような気がする・・・と感じてからはずっと変わりなかったのですが、ある日なんと血尿らしきものを発見。
ある日、ケージのプラスチックすのこ(白色)に赤い血?(血にしては色が薄くてサラサラに見える)が1滴ついているのを発見。
そのあとも週に1~2回ほど、血尿に見えるものが1滴すのこについているときがありました。
シーツを見ると、真っ赤な尿の跡はなく、もともとうさぎは茶色っぽい尿もするので、使用後のシーツをチェックしたときは、濃い茶色の尿に見えていました。
愛用しているLopのトイレシーツは活性炭が練りこまれているこちらの黒いシーツ。素晴らしい消臭効果でとても気に入っているのですが、唯一の難点はおしっこの色チェックがしにくいところ。
シーツの表は炭の成分で黒いのですが、裏が白いので、交換するときに明らかに真っ赤な尿であればチェックできると思いますが、今回は白いすのこにたまたま赤いおしっこがついていたので気がつきました。
月一の爪切りで病院に行ったときに獣医さんに相談したところ、うさぎは健康でも茶色や赤色の尿をすることがあり、すごく元気がなくなっているとかでなければ、ちょっと様子見してみよう、ということになりました。
おしっこシートも白色のものを重ねて使用し、尿の色を観察することに。
そんな時、いつもケージに内に置いているお気に入りのわらっこマットにちょうどおしっこをしているところを目撃・・・!!
「血尿じゃありませんように・・・」と祈りながら見ていたところ、ケチャップっぽい色の血尿。ショック。
急いで病院を予約して(かかりつけ医は休診日で急遽別の病院へ)エコーを撮ってもらったりしたところ、子宮に腫瘍っぽいものがあり、そのせいで血尿が出ている、手術して子宮を摘出するしか方法はない、高齢なので手術の際の麻酔リスクがある、手術するかどうかよく考えて、と言われました・・・。
この後、かかりつけ医にも診てもらい、手術をしてもらうのですが、長くなってしまったので続きは後編で・・・!