「うさぎの避妊手術、したほうがいい?」
「高齢になってからの手術ってリスクはある?」
「子宮癌や子宮蓄膿症のサインってどんなもの?」
実は、未避妊のうさぎの50〜80%が子宮の病気にかかると言われています。
当時7歳9ヶ月だった我が家のLop(ホーランドロップ)も、子宮蓄膿症・子宮腺癌を発症し、手術を決断しました。
手術前は「本当に大丈夫なの?」と不安でいっぱいでしたが、無事に手術が成功し、今では元気に回復! ✨
でも、「もっと早く手術しておけばよかった…」という後悔もあります。
この記事では、手術を決断するまでの実体験をもとに、手術のリスクや回復の様子、病気の兆候と対策を詳しく解説します。

うさぎの健康を守るために、今できることを一緒に考えましょう!
うさぎの子宮の病気とは
未避妊のうさぎの50〜80%が子宮の病気を発症する ことが知られています。特に 子宮蓄膿症・子宮腺癌は、初期症状がほぼなく、気づいたときには手遅れになることも。
子宮蓄膿症とは?
- 子宮内に膿が溜まり、進行すると命に関わる病気
- 初期症状がほぼなく、気づいたときには手遅れになりやすい
- 高齢のうさぎほどリスクが高い
子宮腺癌(子宮癌)とは?
- うさぎに多い悪性腫瘍(ガン)
- 進行すると他の臓器に転移するリスクが高い
- 早期の避妊手術で予防可能
- 避妊手術をしないと高確率で子宮疾患にかかるリスクがある
- 手術は若いほどリスクが低く、回復も早い
うさぎの子宮の病気の予兆は?
実際に、7歳9ヶ月で我が家のLopに現れた病気のサインを紹介します。
病気の早期発見のため、同じような兆候がないかチェックしてみてください。
予兆①:体重の減少
- いつもどおりの食生活なのに、体重が半年で200g(1.8kg→1.6kg)減少
- 血液検査・レントゲンでは異常なし
- 獣医師からは「加齢によるものかもしれませんね」と言われる
- 実はこの時すでに子宮の病気が進行していた可能性大!
とある日、Lopの背中をなでていたら、骨の感触が前よりも目立つ気が…



なんか、痩せた・・・?
健康診断で体重を測ってもらうと、半年で200g(鶏肉1枚分)減少 していました。
でもこのとき 血液検査・レントゲンでは異常なし!
獣医師からは 「年齢とともに減ってきているのかもね。太らせる必要はないですよ」 と言われて安心して帰宅。
予兆②: 白内障の発症
- 突然 右目に白い丸いものを発見
- 翌朝病院へ → 診断は「老年性白内障」
- 子宮の病気とは直接関係ないが、老化のサインだった!
ある日の夜、ふとLopの顔を覗き込むと、右目に白い丸いものを発見!
「急に白くなった!?」と驚き、翌朝病院へ。診断は 「老年性白内障」 でした。
子宮の病気とは直接関係はありませんが、「Lopがシニア期に入っていることを改めて実感した瞬間」でした。
白内障については、こちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。


予兆③: 血尿(決定的なサイン!)
- ケージのすのこに赤いシミを発見
- うさぎは茶色い尿をすることもあるため、最初は様子見
- しかし、1週間に1〜2回、血尿らしきものが続く
- 病院へ行くと「子宮に異常がある可能性大」と診断!
白内障になったこともあり、Lopの体調がめちゃくちゃ心配になる飼い主。毎日のおしっこやうんちの様子も以前よりさらに神経質に気にするようになりました。
ある日、ケージの白いすのこに赤いシミを発見!
でも、うさぎは茶色っぽい尿をすることもあるため、最初は「色が濃いだけかな?」と様子を見ていました。
月1の爪切りで病院に行ったときに獣医さんに相談したところ、うさぎは健康でも茶色や赤色の尿をすることがあり、すごく元気がなくなっているとかでなければ、ちょっと様子見してみよう、ということになりました。おしっこシートも白色のものを重ねて使用し、尿の色を観察することに。
しかし、その後も血尿が続いたため、急いで病院に行きエコーを撮ってもらったところ、「子宮に異常がある可能性が高い」と診断。
子宮に腫瘍っぽいものがあり、そのせいで血尿が出ている、手術して子宮を摘出するしか方法はない、高齢なので手術の際の麻酔リスクがある、手術するかどうかよく考えましょう、と言われました・・・。
避妊(子宮摘出)手術の決断——する?しない?
病院での診断の結果、獣医師から「手術しないと命に関わる」と言われました。



ずっと健康だったLopの子宮に問題があると言われ、情けないことにかなり動揺・・・
選択肢は3つ。
1️⃣ すぐ手術する
2️⃣ 様子を見て、食が細くなったら手術する
3️⃣ 手術しない
3️⃣の選択肢がちょっとよくわからないぞ・・と思っていたら、一般的にうさぎの寿命は8歳くらいで、それを考えるとかなり高齢なので手術にも相当のリスクがあるとのこと。
また、これは獣医師さんから言われたことではないですが、持病をかかえると金銭的な負担も大きくなるという面も考慮しなければなりません。ただ、Lopが回復してくれるが最優先なので、まず3️⃣は取りえないと考えました。
2️⃣については、食が細くなった時点では、痛みなどのしんどさを感じているということなので、そうなるのがわかっていながら様子見するのはかわいそうすぎる・・・
「手術しない=子宮癌・子宮蓄膿症が悪化し、死に至る可能性が高い」ということを考えると、1️⃣すぐ手術する以外の選択肢はありませんでした。
すぐに手術することを決意したものの、なんだか不安になりX(旧Twitter)でつぶやいたところ、うさぎ飼いさんたちにあたたかいコメントをいただきました・・・(涙)



X(旧Twitter)ではいつも優しく励まされ、良いアドバイスを頂いてばかりで、本当に感謝です・・・!
ついに手術へ
手術前の検査:子宮の異常を確認
- エコー検査で子宮の異常を確認
- 膿が溜まって膨張し、血尿の原因になっている可能性大!
- 「もっと若いうちに手術しておけば…」と後悔
検査では、子宮が大きく膨らんでいるわけではなく、エコーに 「子宮が写っている状態」 でした。
通常、健康なうさぎの子宮は細くぺしゃんこで、エコーには映らないはず。
つまり「腫瘍ははっきり見えないが、膿が溜まって膨張している」 状態だったのです。血尿の原因は、この膿が排出される際に出血していた可能性が高いとのこと。
💬 「もっと早く手術していれば…」
💬 「歳をとってから大変な手術になってごめんね…」
後悔の気持ちが溢れましたが、今はとにかくLopを助けるために手術に臨むしかない!
X(Twitter)でも状況をつぶやいていたのですが、見ず知らずの私にたくさんのメッセージをくださり、本当に励まされました。特に、同じくらいの年齢で避妊手術してその後何年も元気に過ごしたという体験談に心が救われました。ありがとう。
手術当日
- 午前診療後、昼休みの時間帯に手術を実施
- 午後3時、病院から「手術成功!」の連絡が!
- 高齢のため麻酔からの覚醒はゆっくりだったが、無事回復
- 翌日、朝一でお迎えに!
自分が手術の執刀を行うわけでもなく、手術を受けるわけでもないのに、手術日までとんでもなくドキドキした精神状態の飼い主・・・
そして当日・・・避妊手術は年齢にかかわらず、手術後は1泊する(高齢の場合は2泊になることも)ので、いつものチモシー、ペレット、サプリメント、ご飯入れ、お水入れ、トイレシーツを2泊分用意して、いざ出発。
どこの病院も同じ感じだと思うのですが、午前診療が終わってから午後診療が始まるまでの数時間に手術(とお昼休み)をしているんですね。獣医さんは本当に尊敬します。
Lopも午前中にお預けし、お昼12時以降に手術しますね、ということでした。
そして携帯を握りしめること数時間・・・15時に病院から電話!
無事にLopの避妊手術が終わり、先ほど目を覚ましたとのこと!



感謝の嵐!!!先生、Lop、心の支えTwitterありがとう!!!
翌日退院できるとのことだったので朝一でお迎えに!
やはり高齢のため麻酔からの覚めはゆっくりだったそうですが、目覚めてくれて本当によかった・・・!
術後の経過
- 術後は食欲が少し落ちるが、5日目には完全回復!
- 飲水量の低下 → 先生曰く「病気前が異常に多かった」ため正常化
- 1週間後、術後の診察で問題なし✨
術後、Lopはやや ぼんやりとした様子 でしたが、食欲はあり、ペレットや生野菜も少しずつ食べてくれました。
術後、開腹手術の傷を早く治すためにもまた抗生物質のシロップが処方されました。手術前はジュースかのようによろこんでいたのになぜか全然飲んでくれなくなり焦りまくりました。(Xでは反抗では?とのコメントに納得(笑))
特に気になったのは 飲水量の低下でした。術後お水を飲む量が少ないと思っていたところ、先生によると子宮に疾患があると飲水量が増えるので、むしろ正常に戻っているといわれました。(ということは、お水飲む量が増えていたことも、予兆だったのか・・・)
術後5日目に急に元気に!
手術後は、大掛かりな開腹手術の影響もあり、ぐったりするわけではないものの、なんとなく ぽてっと寝ていることが多い 状態が続いていました。
食欲はあり、生野菜やサプリメントも食べていましたが、どこか本調子ではない雰囲気に、不安な日々…。そんな中、術後5日目にして突然「元気が戻った!」と実感する瞬間が!
「やったー!」と思わず声が出るほどの回復ぶりで、この日を境に 食欲も一気にアップ!
それまではペレットを残すことも多かったのに、この日からは 完食するほどの勢い に!
先生からは 「シニア用フードに切り替えつつ、肥満にならないようにね」とアドバイスをもらいました。
術後の病理検査結果
- 摘出した子宮を病理検査 → 「子宮腺癌」と判明
- 高齢のため進行は遅いが、もし手術しなければ命に関わっていた可能性
- 「あの時、思い切って手術して本当に良かった」と心から思う
Lopがどんどん元気になってうれしい飼い主。手術後しばらくして、病院から連絡が。
「摘出した子宮を病理検査した結果、子宮腺癌(悪性腫瘍)でした」
手術後のお迎え時、摘出した子宮と卵巣をホルマリン漬けで見せてもらい、先生からも 「肉眼では腫瘍は確認できなかった」 との話がありました。しかし、病理検査の結果は、まさかの悪性腫瘍。
「もし手術をしていなかったら…?」
「進行が遅いとはいえ、知らずに放置していたら命に関わっていたかも」
電話越しの先生の声も沈み、Lopと私の気持ちに寄り添ってくれているのが伝わり、とても胸が締めつけられました。
先生によると 「高齢のため、もしがんが残っていた(転移していた)としても進行は遅い」 とのこと。
手術後から約3年が経過した現在(2025/3時点)も、幸いなことにLopは元気に過ごしています!
Lopは10歳を超えるシニアうさちゃんとなりましたが、今も変わらずおいしいご飯を食べ、のんびりした日々を送る姿を見るたびに、「あのとき、思い切って手術を決断して本当に良かった」 と心から思います。
いま思うこと
- 「1歳くらいまでに避妊手術をしていれば…」と後悔
- 若いうちなら、回復も早く、子宮がんになるリスクをほぼゼロにできる
- うさぎが一生、健康に過ごせる選択を
避妊手術を若いうちに!
Lopが 1歳のころに避妊手術をしていれば、こんなに悩まずに済んだのでは? という思いが残ります。
当時は強く避妊手術を勧められることがなかったのですが、今では、獣医師やブリーダーさんから 「若いうちに避妊手術を」と勧められることが増えています。
「手術をするかどうか」 は、飼い主にとって悩ましい選択。でも、手術をしなければ、加齢とともに子宮の病気のリスクは確実に高まります。実際、Lopのように「手術をしていなければ命に関わっていた」 というケースもあります。
小さな体を切るのはかわいそうに思うかもしれませんが、歳をとってから痛みを伴う病気で苦しませるよりも、若いうちに健康を守ってあげる選択を、ぜひ考えてみてください。
心の支えとなったX(旧Twitter)のうさぎ飼いさんたち
Lopの避妊手術をするかどうか、そして 「もっと若いうちに手術をしていれば…」という後悔。さらに、子宮腺癌とわかってからの落ち込み――。
そんな 複雑な気持ちを支えてくれたのが、X(旧Twitter)のうさぎ飼い仲間 でした。
見ず知らずの私に、たくさんの温かい言葉をかけてくださった皆さんには、感謝してもしきれません。
まとめ
「手術、どうしよう…」と何度も悩んだけれど、あの時決断して本当に良かった。
今、うさぎの病気や手術について悩んでいるなら、どうか後悔のない選択を。この経験を通じて伝えたいのは、その子の未来を守るのは飼い主の決断だということ。
Lopは手術を乗り越え、今も元気に過ごしています。同じように「シニアうさぎの手術、どうしたらいいんだろう?」と悩んでいる飼い主さんがいたら、今度は 私が(旧Twitter)で声をかけたい と思っています。
もし不安な気持ちを抱えていたら、どうか気軽に声をかけてくださいね。



あなたの大切なうさちゃんが、ずっと元気でいられますように✨
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