うさぎは非常に繊細な動物です。
急にうさぎの食欲がなくなったら、飼い主はとても不安ですよね。
筆者はホーランドロップ(Lop)と暮らしています。年齢が10歳を超えて長生きしてくれていますが、高齢になると体調を崩しやすくなり、食欲がなくなることも増えてきました。
うさぎの食欲がないときに、信頼する獣医さんが教えてくれたのが「ケール青汁の強制給餌」です。
我が家のうさぎ(Lop)が大好きな野菜(ケール・水菜・白菜など)やリンゴさえ食べてくれないときに、この方法を試してみたところ、全く食欲がなかったのにたくさん飲んでくれ、次第に食欲が戻り、無事に体調が回復しました。
この記事では、獣医さんに教わった「ケール青汁の強制給餌」の方法を、うさぎを長年飼育してきた筆者が写真付きで分かりやすくご紹介します!
自宅でも簡単にすることができ、うさぎの食欲が全くないときにも素早く栄養・水分を補給できる効果的な方法ですので、ぜひ参考にしてみてください。
<前提>動物病院で診てもらうのが最優先
うさぎの食欲がないことに気づいたら、まずは動物病院で診てもらうことが最優先です。
これは何よりも大事なことなので、前提として最初にお伝えいたします。
うさぎが食欲不振となっている原因は、寒暖によるちょっとした体調不良かもしれませんし、歯の嚙み合わせの悪さ(不正咬合)、あるいはもっと大きな病気かもしれません。
うさぎの仕草や表情から体調の良し悪しを判断することが難しいので、自己判断はせずに、少しでも異変に気づいたらすぐ近くの動物病院で診察してもらってください。
ケール青汁について
うさぎの食欲がないときに獣医さんに紹介してもらったのが、キューサイの青汁<ザ・ケール(冷凍タイプ)>です。
キューサイの青汁は、テレビCMや雑誌広告で知っている方も多いと思います。
筆者も存在は知っていたものの、自分で飲んだことはなく、獣医さんに紹介してもらうまでは、うさぎの流動食に適しているとは知りませんでした。
キューサイ<ザ・ケール(冷凍タイプ)>
特徴
- しぼりたての国産ケール を瞬間冷凍
- 素材本来の栄養をギュッと濃縮
- 安全・安心の品質を追求した、国産ケール100%使用の青汁
引用:キューサイHPより
うさぎが大好きなケール100%のため安心です。
食欲がないときは水を飲む量も減ってしまいがちですが、青汁であれば水分と食物繊維を素早く摂取することができます。
また、うさぎは歯の噛み合わせが悪くなる(不正咬合になる)と、ご飯が食べられなくなり様々な病気につながりますが、歯が痛くてごはんが食べられない子も青汁なら飲んでくれるかもしれません。
冷凍タイプがおすすめ
粉末タイプもありますが、獣医さんにおすすめしてもらったのはこの冷凍タイプです。
国産ケール100%使用の青汁が約マイナス40℃で急速冷凍され、できたての美味しさを閉じ込め鮮度が保たれているそうです。
解凍すればそのまま与えることができ、冷凍庫に保管しておけば長持ちするため、手間もかかりません。
他の青汁は?
キューサイ以外にも、多くのメーカーが青汁を出しています。
筆者は、通っている動物病院の獣医さんに紹介してもらったキューサイのケール青汁以外は試したことはありません。
他の青汁を試される際は、成分を必ず確認してください。製品によっては、うさぎにとって良くないプロテインや添加物などの成分が含まれている可能性もありますので注意しましょう。
準備するもの
キューサイ<ザ・ケール(冷凍タイプ)>
キューサイの<ザ・ケール(冷凍タイプ)>は、Amazonや楽天で買うことができます。
スーパーにも売っていることがあるそうですが、筆者は近所のスーパーでは発見できなかったのでAmazonで購入しました。
シリンジ
うさぎに青汁を与える際に使用するシリンジです。
容量1mlで細目の「ニプロシリンジ」がおすすめです。これもAmazonや楽天で買うことができます。

以前、動物病院でシロップのお薬を処方してもらった時にもらった、動物病院で使用されているのと同じタイプなので安心です。
与え方
うさぎへの与え方を、実際の画像を入れながら解説します。
①冷凍青汁を解凍する
冷凍タイプの青汁を1袋取り出し、自然解凍します。


キューサイの<ザ・ケール(冷凍タイプ)>は、袋で小分けにされており、1日1袋を目安に朝昼晩で少しずつ与えます。
ちなみに、解凍する際は料理でも使える「杉山金属 解凍皿 Newクイッ君」を使うと素早く解凍できです。

②解凍した青汁を小皿などに入れる
袋に入ったままシリンジで吸引しようとするとこぼれやすいので、中身を小皿などに移します。


この冷凍タイプの青汁は、解凍したらそのまま飲める商品なので、水で薄める必要はありません。
③シリンジを使って少しずつ与える
シリンジで青汁を吸い取り、うさぎの口にシリンジの先端を1cmくらい入れて、ゆっくりと中身を押し出します。


うさぎの口の正面ではなく、口のサイドから入れてあげると、自然と飲んでくれやすいです。
1回の量は特に決まっていませんので、食欲不振の状態であればあげられるだけあげましょう。
我が家のうさぎ(Lop)は、食欲がないときでも1回あたり10針分以上は飲んでくれます。
④冷蔵庫に保管
余ったら封をして、冷蔵庫に保管します。


開封後は悪くなりやすいので、1袋分をその日中にあげるようにして、使い切れなかった分は捨てた方がよいと思います。
我が家の事例
筆者が飼っているホーランドロップ(Lop)は、10歳を超えるシニアのうさちゃんです。
ある日、うさぎの食欲が全くなく、ウンチも全く出ていないことに気が付きました。大好きな野菜やリンゴなど色々と与えてみましたが、全く食べてくれませんでした。
翌日、動物病院に連れて行って診てもらいました。高齢のため血液検査などでもショックを起こし命に危険が及ぶ可能性があるため、応急処置として点滴の皮下注射してもらいました。
その際に、獣医さんから今回ご紹介した「ケール青汁の強制給餌」について教えてもらいました。
藁をもすがる思いで、早速キューサイの<ザ・ケール>を取り寄せ、あげてみたところ、上記の写真のように喜んで飲んでくれました。
朝昼晩と少しずつ与えたところ、次第に食欲が戻ってきて、大好きな野菜やリンゴを少しずつ食べてくれるようになりました。その後、無事に体調が回復してチモシーも食べるようになりました。
人間も同じですが、食欲がなくなると一気に弱ってしまいます。このときに、ケール青汁の強制給餌によって栄養と水分を補給できたのは本当に効果的だったと感じています。
シニアだと食欲が落ちてしまいがちですが、獣医さんに聞いたところ普段からあげるても健康維持に良いそうです。冷凍だと日持ちもしますし、冷凍庫のスペースも取らないので我が家では常備するようにしています。
まとめ
うさぎの食欲がなくなったときは、ぜひキューサイの<ザ・ケール>による強制給餌を試してみてください。
この情報が参考になり、少しでも食欲不振のうさちゃんの健康維持につながったら、これ以上に嬉しいことはありません。

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