猫と暮らせる(ペット可)賃貸マンション探しのコツ<5選>

猫と快適に暮らす上で、住まい選びはとても重要です。

一方、ペットを飼っていると、マンション選びの難易度はグッと高くなります。

・ペット可で良い物件を探すのが難しい
・物件を選ぶ上でどのような点に注意すべきか分からない

このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

筆者は、都内でペット可のマンションに3回住み替えてきました。実際に住み替えてきた中で、失敗したと思うことや、これは良かったと思うことが数多くあります。

そこで、この記事では「猫と暮らせる(ペット可)賃貸マンション探しのコツ」を5つに厳選して紹介します!

筆者の実体験をもとにした他にはないアドバイスが盛りだくさんですので、ぜひペット可の賃貸探しの参考としてください!

Menu

①賃貸情報サイトの検索条件を細かく設定する

ペット可の賃貸物件探しはスピードが命です。そもそも、ペット可の物件数は限られているためです。

たとえば、SUUMOで東京23区・15万円以下・駅徒歩10分以内・2LDK・築10年以内で検索すると、365件ヒットします。<2025/2/6時点>

これに「ペット可」の条件を加えると、114件にまで減少します。約3分の1の件数となります。

ペット可の物件数が少ないため、繁忙期(1~3月、9~10月)や人気エリアでは、空きが出た瞬間に申込が入ることも珍しくありません。

実際に筆者が物件を探したときも、候補を5つに絞り、いざ内見希望を業者に問い合わせたところ、「全て申込が入っています」と言われ愕然とした経験があります。

自分が良いと思う物件ほど早く申込が入ってしまいますので、賃貸情報サイトの検索方法の工夫が必要です。

具体的な条件設定方法

「ペット相談可」で絞り込み

検索条件の設定では、「ペット相談可」に必ずチェックを入れましょう。

当たり前だと思うかもしれませんが、複数のサイトで様々な物件を検索していると、「いいな」と思った物件が、後から見ると「ペット不可」だったなんてこともよくあります。

SUUMOやホームズでは、検索条件下部の「こだわり条件」や「詳細条件」に「ペット相談可」の項目が設けられています。

エリア

エリアは許容可能な範囲内で幅広に選択しておくことをおすすめします。

理由は、ペット可の物件は数が少ないため、希望条件を完璧に満たす物件を探すことは難しいからです。

希望条件の中でも、エリアは賃料や部屋の広さなどに比べて選択肢が多い要素ですので、あらかじめ広めに設定しておく方が効率的です。

エリアは職場へのアクセス・住みやすさ・治安などを考慮して検討されると思いますが、猫を飼われている方を前提にすれば、猫は基本的に家の中で過ごしますのでエリア選定に直接影響を及ぼしません。

家賃

家賃の上限を明確に決めておくことがポイントです。

これはペットの有無に限りませんが、実際に物件を見始めると、当然家賃の高い物件の方が条件が良いので「少しぐらい高くても大丈夫かな」と思ってしまいがちです。

ですが、家賃は家計で最も大きな固定費です。後から家賃を下げようと思っても、住み替えの際に大きなコストがかかります。よって、事前に「これ以上は出さない」という上限を明確にしましょう。その際には、管理費・共益費込みの総額で考えます。

一般的に、賃料の目安は月収の3割程度とされています。年収に対して賃料が高すぎると、申込をしても審査に通らない可能性もあります。

最近では連帯保証人を立てずに保証会社にお金を払って保証してもらうことが一般的になりましたが、保証会社が入ることで審査も厳しくなってきています。

ちなみに、審査においては契約主単独の年収ではなく、世帯年収が考慮されることが一般的です。

家計簿をつけていない方も、直近1ヶ月分で構わないので収入・支出を計算することをおすすめします。

筆者も普段は家計簿をつけていませんが、住み替えのタイミングで出費を洗い出したところ、無駄遣いがかなり多いことに気づき、サブスクの解約などを進め支出をかなり減らすことができました。

無駄な支出を減らせれば、その分賃料を上げる余地が生まれるかもしれません。

間取り・広さ

猫を飼っているからと言って、必ずしも広い部屋は必要ありません

猫を飼う場合は、基本的にケージは不要です。部屋が広くなくても、インテリアやグッズを工夫することで、猫のストレスを溜めずに生活することは十分に可能です。

家族構成に応じて必要な間取り・平米数を設定しましょう。

筆者は夫婦共働きのため、会社や動物病院へのアクセスを最優先とし、部屋は狭すぎなければOKというスタンスで物件を探しました。

これまで筆者が住んできた部屋は決して広くありませんが、逆にモノをなるべく減らそう!という決心がついたことで、部屋がキレイになりまた節約にもつながったので、結果として良かったと感じています。

築年数

築年数は20年以内としておくのが安心です。

築年数が古すぎると、断熱性が悪く冷暖房効率が下がり光熱費が高くなります。

ペットと暮らす場合、部屋の温度を一定に保つ必要があるため、基本的に夏・冬の冷暖房は常時つけっぱなしになりますので、光熱費は高額になりがちです。

また、ペットと暮らす場合、日常生活を安心して送るためには壁・床の防音性は高い方がいいですし、万一のときに備え耐震性や防火性も高い方が安心です。

なお、新しい物件の方が「ペット可」であることが多いです。ペットを飼う世帯が年々増えてきていることや、住宅性能が向上していることが背景にあると考えられます。

そのため、築年数を絞ったからと言って候補となる物件数が大きく減ることはありません。

効率的な物件のリサーチ方法

次に、物件をリサーチする際のポイントをご紹介します。

検索条件を保存

まず、設定した検索条件は忘れずに保存します。


検索条件を保存しておけば、次回以降は条件を再び設定する必要はありません。検索条件は複数設定可能です。

ちなみに、SUUMOの場合、登録した検索条件のページに「新着物件を見る」というボタンがあります。


このボタンを押すと、当該条件の新着物件のみが表示されます。これが非常に便利です。

物件を一通りチェックしたら、次回からはこのボタンを押して新着物件のみをチェックすればOKですので、物件探しが効率的になります。

お気に入り物件に登録

気になる物件は「お気に入り物件」に登録します。

最終的には「お気に入り物件」の中で比較できるよう、少しでも気になる物件ならどんどん登録しましょう。

SUUMOでは、お気に入りに登録した物件に点数をつけたり、メモ欄にコメント(400字以内)を入れたりすることができます。

このメモ欄には、管理費・共益費込みの賃料総額や、周辺の情報などをメモしておくと、後で比較しやすくなるのでおすすめです!

お気に入りに登録する際、異なる業者が同じ物件をいくつも掲載していますが、この時点ではどの業者でも構いません。

②仲介業者は適当に選ばない

気になる物件をピックアップしたら、空室状況や内見の問い合わせをします。

ここで悩ましいのが、同じ物件を複数の業者が扱っていることです。

業者の選定は慎重に行いましょう

信頼できる業者を選ぶことで、空室状況の確認や内見の手配を迅速に行ってもらえ、希望条件に合った他の物件も紹介してもらえる可能性が高まります。

良い業者の選び方

筆者の経験上、「ペット可」の物件に関しては、希望エリアに店舗を構えている業者がおすすめです。

担当者の当たりはずれもあるため一概には言えませんが、希望エリアに店舗を構えている業者は、エリアに関する物件や周辺情報に関する知識が豊富であり、サイトに掲載されている以上の情報を提供してもらえる可能性が高いです。

エリア内の良い業者は、物件の名前を聞けば大体のスペックをイメージでき、ペット可の物件も当たりをつけてくれることが多いです。

また事前にできることとして、Googleで検索して口コミは見ておきましょう。あくまで参考程度となりますが、あまりに悪い口コミが多ければ避けた方が無難です。

業者を選定したら、「空室状況の問い合わせ」または「内見予約」をします。大抵はすぐに返信をくれるはずです。

もし担当者の対応が悪ければ、別の業者に問い合わせることも全く問題ありませんので、悩みすぎず早めにコンタクトしてみましょう。

良い業者に巡り合えたら、その業者が賃貸情報サイトに登録している物件に限らず、自分で見つけた物件も紹介してもらえますので、その後の物件探しがラクになります。

③近くに動物病院があるかチェックする

動物病院は人間の病院よりも圧倒的に数が少ないため、物件の近くに動物病院があるか確認しましょう。

特にペットを飼ったばかりの方や、これからペットを飼おうと考えている方は、見落としがちなポイントですので注意してください。

いまは動物病院にお世話になる機会が少なくても、ペットがシニアになったり持病を抱えたりしたときには、頻繁に動物病院に通わなくてはなりません。

動物病院が遠すぎると、移動によるペットの負担も増えますし、交通費(タクシー代や駐車場代など)も余計にかかってしまいます。

急にペットの具合が悪くなった時でも、信頼できる動物病院が近くにあれば、これほど安心なことはありません

動物病院の探し方

まず、Googleマップで物件周辺に動物病院があるか検索します。

実際に調べてみると、思っている以上に動物病院は少ないと思います。

多くても周辺に2~3件程度だと思いますので、ヒットした動物病院のHPや口コミを確認してみてください。

犬と猫はほとんどの動物病院で診てもらえますが、他の動物を飼われている方は、その動物を診察してもらえるか必ずHPや電話で確認するようにしましょう。

筆者は猫とうさぎを飼っていますが、うさぎを診てもらえる動物病院は多くないため、信頼できる動物病院を中心にしてエリアを絞り込みました。

④ペット飼育条件や間取りを確認する

物件ごとにペット飼育条件が異なる場合があります

一般的なペットの飼育条件

「小型犬・猫1匹まで」を飼育条件とする物件がほとんどです。

もし猫1匹を飼われているご家庭であれば、ペット可の物件なら基本的に問題ないと考えて差し支えありません。

多頭飼いの場合

賃貸の場合、多頭飼いができる物件は非常に少ないのが現状です。

分譲マンションを賃貸に出している物件(いわゆる分譲賃貸)は、2匹まで飼育可能な物件が比較的多い印象です。

分譲マンションは、賃貸用に比べて設備のクオリティが高く、所有者向けにペットの飼育条件も緩く設定されていることが多いためです。

また、大家さんが個人の場合、不動産会社が管理する物件よりも融通をきかせてくれることがあります。

多頭飼いができる賃貸物件を探される方は、自分で1つずつ物件をチェックすると大変なので、なるべく多くの業者にコンタクトをして、具体的な条件を伝えて探してもらう方が物件を見つけやすいと思います。

レイアウト

同じ間取りタイプ(例:2LDK)でも、物件ごとにレイアウトは様々です。

ペットとの暮らしやすさは、間取りによっても大きく変わります

△なるべく避けた方がいいレイアウト

猫を飼われているなら、リビングと寝室が隣り合わせ(扉が1つ)のレイアウトはあまりおすすめできません

夜中に猫がドアをカシカシしてしまい、睡眠が取りづらくなるためです。

筆者が最初に賃貸した物件はこのようなレイアウトでしたが、毎日夜中の3時頃に猫のカシカシで目が覚めてしまい、寝不足になりがちでした。

猫に悪気はなく、それ自体は可愛くもあるのですが、無視をしても猫とってストレスになりますし、飼い主・猫の双方にとって良くない状態だと思いました。それ以降はこのようなレイアウトは選ばないようにしています。

もちろん猫の種類や性格によって異なりますので、このようなレイアウトだと必ず問題になるとは限りません。あくまで筆者の経験談として、ご参考としていただければ幸いです。

◎おすすめのレイアウト

筆者のおすすめは、以下のようにリビングと寝室が離れている(間に扉が2つある)レイアウトです。

寝るときは、猫はリビングに居てもらい、リビングの扉は閉めておきます。

このようにリビングと寝室との間に扉が2つある間取りだと、猫も飼い主を起こすことが難しいと思うためか、扉をカシカシすることはありません。

たまに朝7時頃にお腹が空いてリビングのドアをカシカシすることがあっても、距離があるため睡眠を妨げるほどではありません。

筆者が物件を探すときは、業者にこのようなレイアウトで探していると具体的に伝えるようにしています。

⑤初期費用を計算する

ペットを飼育時の初期費用は高くなる傾向があります

一般的に、ペット飼育時には敷金1ヵ月分追加され、合計で敷金2ヵ月分になります。

ペットを飼育すると壁や床が傷つきやすいため、敷金が高くなるのは仕方がないことではありますが、敷金1ヵ月分は大きな金額ですので、必ず初期費用は計算しておきましょう。

初期費用として、その他にも仲介手数料、礼金(賃料の1ヵ月分など)、鍵交換費用、クリーニング代、保証費用、火災保険費用などがかかります。

仲介手数料がかからない方法もあります↓

レオパレス21なら仲介手数料0円!

まとめ

この記事では、「猫と暮らせる(ペット可)賃貸マンション探しのコツ<5選>」をご紹介いたしました。

  1. 賃貸情報サイトの検索条件を細かく設定する
  2. 仲介業者は適当に選ばない
  3. 近くに動物病院があるかチェックする
  4. ペット飼育条件や間取りを確認する
  5. 初期費用を計算する

本サイトでは、主に共働き・一人暮らしの方向けに、猫やうさぎと暮らす上での役立つ情報やおすすめグッズなどを紹介しています。よろしければ、他の記事もぜひチェックしてみてください♪

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
Menu